手のシミを消す方法を探していると「オキシドール」で手のシミを取る方法が紹介されていました。
オキシドールとは一般家庭にもある、消毒液です。身近なものでシミを消せたらと思いますよね。
そこでオキシドールに手のシミを消す効果があるのか、調査・検証してみました。

オキシドールはケガをした時に使いますよね。
手のシミ取りにはあまり結びつかないのですが・・。
結論から言いますと、
「オキシドール」はあくまで傷口の消毒用として使用して、手のシミ取りには使用しないようにしましょう!
オキシドールで手のシミを取る方法
インターネットを探していると手のシミを取る方法として以下のように紹介されていました。
①コットンにオキシドールをひたす。
②手のシミが気になる箇所をコットンで拭き取る!
実践して効果があったという口コミは見当たりませんでした。

都市伝説なんでしょうか・・?オキシドールってどんなもの?何で構成されているのか、成分についても調べてみました。
オキシドールってどんなもの?
オキシドールは、過酸化水素水(※)の日本薬局方名での呼び名です。
過酸化水素 2.5~3.0%を含む水溶液に安定性を加えたもの。
酸素を発生して殺菌作用があるので,消毒・清拭用に用いられています。
(※)過酸化水素・・強力な酸化剤にも還元剤にもなる、殺菌剤、漂白剤として利用される
①活性酸素として放出する
②病原菌とくっついて殺してしまう
そう、オキシドールはあくまで消毒として効果を発揮するんです。
正常なお肌に使用したら、お肌が酸化して逆にダメージ大です。

なぜ、オキシドールが効果ある噂があるのか・・?オキシドールは”殺菌・漂白作用のある過酸化水素を含んでいる”というのがポイントになりそうです
手のシミにオキシドールが効果あるとされる理由は?
これはあくまで私の仮説になるのですが、オキシドールの使用方法やシミのイメージから推測してみました。
仮説1.過酸化水素は衣類の漂白剤に使用されている
オキシドールに含まれている過酸化水素は色物にも使える液体の酸素系漂白剤の主原料に使われています。ただ、漂白作用はありますが作用は弱めです。また口コミで血液などのシミ抜きにオキシドールを使って効果があったという口コミも見かけました。衣類のシミ抜き=お肌のシミ抜きにつながっているのでしょうか。
仮説2.オキシドールは髪の脱色に使用されていた
これは現在はしている人はほとんどいないと思いますが、市販のブリーチが普及するまでは、
オキシドールで髪の脱色をしていたそうです。ちなみにカラーリング剤にも過酸化水素が使用されています。そのため、髪の脱色が出来るならお肌(シミ)の脱色だって出来るのではと考えた人もいるかもしれません。
仮説3. シミ=ばい菌・病原体と思っている?
シミは茶褐色で、見た目的に良いものではありません。シミは体の表面に出来たばい菌のイメージと思っている人もいるかもしれません。殺菌=シミ消滅とは残念ながら、違う話です。
手のシミは何か?
シミは、主に紫外線などを浴びて刺激から守るため、防御反応で出てきたものです。
お肌の外に出来た炎症ではなく、体の中から発生したものが表面に表れているんです。
刺激の強いオキシドールを塗りつけていたらさらにお肌がダメージを受けてしまいます。
まとめ
・手のシミにオキシドールを使用して効果が得られる根拠は何も見当たりませんでした。
・オキシドールは消毒として傷口に使うようにしましょう。
【参考記事】私はこの方法で手のシミを改善しました!
